その先の輝きに心躍らせた話
ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 5th LoveLive! ~NEXT SPARKLING!!~Day2もメットライフドームに足を運んできた。
奇跡の虹となれた興奮は、SNSでも話題を呼び、会場に来ていた人みんなから、より一層の胸の高鳴りを感じました。
勿論、自分もその1人。あいにくの空模様も吹き飛ばすような笑顔の海が、会場全体に広がっていました。
2日目もセットリストはほとんど変化がありませんでしたが、見る場所が違えば聞こえる音も、感じ方も随分と違う。私は1日目はかなり遠方でしたが、2日目はありがたいことに非常に近くでステージを見る事が出来たので、このレポではキャストさんに焦点を充てた、個人的な感想を書きたいと思います。
今日も重い音を立てて夢の扉が開く。「僕らの走ってきた道は…」の衣装の細かな部分までハッキリと目に見えて、快活な可愛さに溢れるAqoursの9人は、まさに青春を生きるスクールアイドル。劇場版の再現さながらに走る振り付けを踊る"小林愛香"さん。毎度ながら頭のてっぺんから足の先まで、意識の行き届いた動きは、流石Aqoursきってのパフォーマーであり、一つ一つの所作に声が漏れました。
2曲目。昨日と同じで来るとわかっていたはずの「スリリング・ワンウェイ」では、開幕から昨日の何十倍ものエネルギーが身体から溢れ出てしまった。すぐ近くに現れた"斉藤朱夏"さんの、かっこよさと可愛さがコロコロ変わる表情、そしてその努力の賜物から出る歌声は、ますますパワフルさを増していて、心まで踊らされるようでした。
「SKY JOURNEY」では、Aqoursのカッコいい姿が如何なく発揮されます。目の前に歩いてきた”きゃんりか”に思わずガッツポーズしてしまうも(周りの皆さんすみません)、"逢田梨香子"さんの力強い動きに、目を逸らせなかった。かつてを遥かに凌ぐキレが備わったその動きは、他のメンバーに全く引けを取らないどころか、持っていた表現力と相まってその日1番魅了された。Aqoursというチーム全体のパフォーマンス力の成長を、まざまざと見させて貰いました。
「Daydream Warrior」の途中で真ん中に立つ"小宮有紗"さんからは、唯一無二の華やかさと存在感をひしひしと感じられました。久しぶりとなった今回のライブでは、本人が言ってたように1番伸び伸びと楽しんでいたように感じたし、そのお茶目な姿はまたファンを増やしてしまったのだろうと、安易に想像出来るものでした。
三年生楽曲の「逃走迷走メビウスループ」。艶やかなドレス姿と、可愛い振り付けから、3人に目移りしすぎると思いきや、気づけば真ん中で歌う"鈴木愛奈"さんに釘付けに。Aqoursの歌をしっかりと支える、圧倒的な歌唱力には磨きがかかり、動き一つ一つにも、艶やかさが惜しみなく表現されていました。
センターステージで2年生3人が堂々と歌い踊る「Marine Border Parasol」は、セリフと動きが合わさり一つの演劇にも見てとれ、作品の中で本当にこんなやり取りをしている"千歌""曜""梨子"の3人が確かにそこに見てとれました。
元気いっぱいに会場を沸かせた"FKT"こと1年生の3人は、今日も期待を裏切らない。1日目に多くの友人が言っていた"高槻かなこ"さんのパフォーマンス。いつも可愛いのはわかってはいるけども、この時の可愛さはどうかしていたと思う。そう思わせるほど笑顔が似合う、Aqoursの元気担当を見るとファンの表情はハナマルになるしかありませんでした。
ステージ上のスペイン広場で踊る「Hop? Stop? Nonstop! 」。そして、数少ない1日目との変更となった「HAPPY PARTY TRAIN」と「MY LIST" to you!」では
"諏訪ななか"さんの独壇場でした。特徴的な声色からでてくる歌声は、益々安定感が増し、Aqoursのハーモニーに絶対無二の影響を与えていた。ふと見せる表情がズルいです…。
登場から会場のテンションと期待を最高潮に達させたSaintSnow。
「SELF CONTROL」で最高!と歌う"田野アサミ"さんからは、本当に最高だという気持ちがにじみ出ていたし、ラブライブ!サンシャイン‼︎という作品にとっての、この方の存在の大きさを感じました。「Over The Next Rainbow」では、圧倒的な歌唱力で泣かされるという貴重な経験もさせられて、歌のパワーをこの身に打ち付けられ歓んだ。
"鹿島理亞"役もとい"鹿角理亞"役の"佐藤日向"さん。ラップと盛り上げ方がカッコ良すぎて、昨日の今日でも更なる成長を見た気がした。どっしりとした低音と抜群のリズム感は、SaintSnowの強みの一つ。1番盛り上がったとも言える「Believe again」は、会場の左右で聞こえ方が全然違い、全身にブワッと鳥肌が立ち、佐藤さんの煽りに雄叫びをあげました。
そして、進化したAqoursを象徴する「Brightest Melody」。これまで一緒に歩いてきたファン達も次のステージに行ける。そんな予感を感じさせるように堂々としたステージでした。
締めのMCでは"降幡愛"さんの言葉に心を打たれ、最近感じるトークの安定感と堂々とした姿に、Aqoursちゃん達みんなも成長し続けてるんだと、キャラクターとの親和性を感じました。この方がいると、笑っていると、Aqoursのみんなは、より羽を伸ばして楽しめる。そんな風に感じるAqoursのお母さんだと思います。
"伊波杏樹"さんが振り向き、一糸乱れずに階段を上がるAqours。アンコールで卒業をテーマにしたユニット曲3曲と、「Next SPARKLING!!」を歌い上げた彼女達の表情は、とても晴れやかで、前を向いていて、またね!と聞こえてきそうなものでした。
最高の笑顔で、お馴染みのダブルーピースで去っていく我らがリーダーは、強い意思と安堵感を置いていってくれました。
Aqoursはもうすぐ結成4周年。
これまでとてつもない勢いで、駆け上がってきた彼女達は、その活躍や人気以上に、私たちファンと会える時間を沢山作ってくれました。しかし、今回は初めて次の単独ライブ発表をライブでしていません。それは色んな事情があるからかもしれない。
でも、来年のAqours CLUBもあれば、ライブツアーだって決まってる。シングルの発売や新しいゲームのリリースもあるし、あの伝説のスクールアイドルとの夢の競演だって、ラブライバーなら胸踊らない人はいないモノです。
この先にある私たちだって、かつて燃え尽き、心の拠り所を失った私たちじゃない。その成長や進化は、今回のライブのアンコールでとても感じました。あの虹を作るために、1日目に懸命に一人ひとりにお願いをしていたお兄さん達が、2日目に堂々と大声で協力を仰ぎ、それを見た周囲が大きな拍手で迎える姿は、これまでと同じ過去である、前日には無いもので、我々も一つ先へ進んだ姿でした。
一緒にライブを作り上げた仲間達の帰路に、全員で拍手喝采を送り、讃えたように、彼女達にも最大のエールを送りたい。もしかしたら少し期間は空くかもしれないけど、彼女達とまた会える日を心待ちにしたいと思います。
それはAqours達18人とSaintSnowの4人が、これまで以上に大きくなり、交わるとは思えないほどの力をつけてくるということ。そして、その力は絶妙に合わさり、これから何度でも『これ以上は有り得ない』と思わせてくれる感動を見せてくれるのです。
私は、その先の輝きを待ちわび、応援し続けようと思います。
なりたい自分になった彼女達の戻ってくる場所は、私達が作り続けるのだから。
今回も最高のライブを作りあげてくださった、ライブスタッフさん、運営スタッフさん、関係者の皆様、ラブライバーの皆さんそしてAqoursとSaintSnowのキャストの皆様、
本当にありがとうございました!!!