時が再び動き出した話
2016年4月1日。
東京ドームで
『μ's Final LoveLive!〜μ'sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪〜』
が開催された。
運良く2日共に参加する事がμ'sファンの私は、
その日から暫く歩みを止めた。
日々の楽しみや、やりがいを失った虚無感。
連動して多くのモノを失った日。
しかし今日。
約3年と10カ月という月日を経て、
μ'sのライブを再度見る事が出来る。
可能性を見せてくれるニジガクのみんなも、
想い出の地である、さいたまスーパーアリーナに一同に会する。
ファンにとってこんなに楽しみな日はない。
2020年1月18日。
ラブライブ!フェスの1日目に参加してきました。
■入りはゆっくりと・・・そんなわけない!
何から始まるのかなと、ワクワクソワソワして待機するファン。
恐らく半分くらいの人の予想は、「ぼららら」
3割くらいが対抗して、「トキラン」
残りは願望を込めた、意外性のあるμ'sの曲予想。
かくいう自分も「モメリン」か「スパスラ」だったら泣いちゃうなーとか思ってた。
とにかく、まさか最初に
『未体験HORIZON』
が流れることを、予想している人は少なかったと思う。
意外性と、経験に裏付けされた”Aqours”のパフォーマンスは、
1曲目から会場を存分に温め、後輩に最高のパスを渡した。
続くのは、”虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会”の代名詞とも呼べる、
『TOKIMEKI Runners』
フレッシュな面影を残しつつも、
着実にパワーアップ。
披露された、4人のソロ曲含め、
ソロ活動がメインとするニジガクの、
個性が光っていた。
歩夢のひたむきな温かさ、
キュートな璃奈の純粋さ、
彼方のマイペースな芯の強さ、
セクシーな果林の自信。
また9人が集まって披露した、
『Love U my friends』
は、初めてニジガクを見たラブライバー達に、
次代の可能性を感じさせたに違いない。
■託されたバトンの還す先
続いて登場するのはAqours・・・。
と思ったら、どこか聞き覚えのある音楽。
CD化してほしい音源ナンバーワンとも言える、
アレンジBGMで登場したのは
”CYaRon!” ”AZALEA” ”Gulty Kiss”
の3ユニット。
多くの経験に裏付けされた、
確かなパフォーマンス力が、会場のボルテージを更に上げる。
そして新しいアレンジBGMで登場した、
北の大地が生んだのスーパースター
たった二人で披露された、
『SELF CONTROL!!』 と
『Believe again』
は、一気に会場の空気を自分たちのモノに変えた。
■〇〇再び!?
やっと”Aqours”の登場だと、待ちわびたファンの前に登場したのは、
Aqoursシップ 9th anniversary号(うろおぼえ)
東京ドームでの感動を彷彿とさせたサプライズで更に会場を盛り上げる。
そこで披露された
『届かない星だとしても』
はみんなが大好きな曲でありながら、
かつて憧れた輝きと一緒の場だからこそ、
胸にくるものがあった。
この数年で圧倒的なパフォーマンス集団となった”Aqours”は
会場を沸かせ続ける。
「ついてきてくれますか?」
いつもそう呼びかける彼女たちはもういない。
「まだまだついて行っていいですか?」
そんな気持ちが溢れて止まらなかった。
■あああああああああああああ!
見ていたみんなの気持ちってこれだったと思う。
満を持して登場した”μ's”
わかってはいたけど、久しぶりの1曲は
それだけで涙が止まらないというのに、
「お久しぶりです」という一言を聞いて、
本当に嬉しくて楽しくて、1月なのに感情は師走だった。
もう二度と言えないと思っていたコール&レスポンスは、
会場が割れんばかりの大歓声で、
4万人の「大好き!」が溢れた、幸せの騒音だった。
TVアニメメドレーでの、
『No bland girls』
では異様な高揚感を憶えたし、
『ユメノトビラ』
では、楽しさと嬉しさがやばすぎて、笑ってるのに泣いていた。
そして惜しまれつつも最後に披露されたのは
μ'sのライブが、ラブライブ!のライブがすごいと、
世間に知らしめたこの曲。
一面がオレンジに変わったあの瞬間、
時が再び動き出したと実感した。
総じて、楽しかった!と言えるラブライブ!フェス1日目。
嬉しくて、笑って、涙が止まらないって、
こんな素敵な体験ってなかなか出来ない。
ラブライブ!が好きって事が誇らしい。
そう実感した約3時間。
そんな私は、今日もさいたまスーパーアリーナに向かう。
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