奇跡の一つを起こした話
昨日はメットライフドームにて行なわれた、
ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 5th LoveLive! ~Next SPARKLING!!~
に行って来ました。
劇場版の最後に歌われた
「Next SPARKLING!!」
がライブタイトルになっており、
劇場版の流れに沿って作られるライブはどんな作りになるのか、始まる前の会場の外で既にワクワクしていました。
メインステージに映し出されていたユメノトビラが、重たい音を立てて開き、メンバー紹介の映像が流れた後、1.2年生の6人のAqoursでスタートしたのは、「僕らの走ってきた道は…」。赤と青を貴重にした衣装は、これまでのAqoursには無く、青春を生きる彼女達にピッタリな可愛らしい衣装。2番からは3年生3人も加わり、新たなスタートを切るに相応しい1曲でした。
次に流れ出したのは、オタク達のド肝を抜いた
「スリリング・ワンウェイ」。1年以上ぶりに歌われたこの人気曲は、披露されるのを待っていた人も、まさかこのタイミングに来るとは思わず、会場全体が驚きと喜びの歓声に包まれました。
お馴染みの「青空Jumping Heart」の後のMCでは、ファンとキャストみんなが、今日をただひたすらに楽しもうとしている一体感があり、劇場版の最後に、浦の星女学院のみんなでステージを作り上げたのを彷彿とさせました。
次に歌われたのは、メットライフドームでは定番となった「SKY JOURNEY」、そしてこちらもファン待望の「Daydream Warrior」。ダンスのキレも数段階進化したAqours9人の成長が、カッコよさと調和して、熱い想いが胸にこみ上げてきました。
大人っぽさを出した華やかなドレス姿で登場した3年生の3人が歌ったのは、「逃走迷走メビウスループ」。Aqoursの上級生としての責任感から解放され、等身大の高校生でいられる3人が楽しむ姿は、"歌唱力""リズム感""華やかさ"という、それぞれの魅力を、より一層輝かせていました。
ここからは劇場版前売り券についてきた学年曲が続きます。「予測不可能Driving!」では、スポーツカーの形をしたトロッコで会場を沸かせ、「Marine Border Parasol」の可愛らしい衣装と、パラソルを使ったパフォーマンスは、2年生3人の存在感と強い絆を感じさせてくれるものでした。打って変わって、1年生3人の「ハジマリロード」はスタンド席をトロッコで横断し、会場全体を元気いっぱいでWakuWakuな空気を作り上げます。
その後、劇場版のCMでも使われた「Hop?Stop?Nonstop!」がついに披露され、再びメインステージに結集したAqoursが、会場を一つにまとめあげました。
アニメーションの後の、「恋になりたいAQUARIUM」で、安定の盛り上がりを見せると、「君の瞳を巡る冒険」では、可愛いだけじゃなくカッコイイAqoursもあるんだぞと、見せつけられます。センターステージで「未来の僕らは知ってるよ」を披露し、後半戦のスタートを感じさせたと思ったら、メインステージから出てきたのは北の大地が産んだスーパースターSaintSnow。函館でしか披露されなかった、「SELF CONTROL!!」のBGMが流れ出すと、
本日2回目の驚きと喜びの大歓声が沸き起こります。4万人での”ダンスナウ!”はラブライブ!サンシャイン!!における、SaintSnowの存在の大きさを感じさせ、そのまま会場の熱気は最高潮に達します。みんなが待ち望んだ「Belive again」は、過去の失敗から解き放たれたSaintSnowの二人を、ノビノビと大きな姿として届け、少人数ながら引けを取らない存在感を放ちます。
SaintSnowの抜群のパフォーマンス力と対抗するのは、9人の絆をより強めたAqoursの「Brightest Melody」。あたらしい夢をつなげていく姿は、これまでもこれからも、会場全体のファンを勇気づけるものであり続ける、Aqoursを象徴していました。
そして満を辞して11人で歌われる
「Over The Next Rainbow」。SaintAqoursSnowが力と想いを通わせ、これからを担う前向きなパワーを持った1年生、中核を担いAqoursを、ラブライブ!サンシャイン‼︎を、象徴する力強さを持つ2年生、みんなを支え安心を与える3年生が本当に素敵な1曲を作り上げており、そのハーモニーに心を震わされました。
SaintSnowがステージを後にすると、「ホップ・ステップ・ワーイ」の大合唱で、ステージは一度幕が下ります。
そして今回とても話題となったアンコール。ここで起きた奇跡は、幾つかの要素が積み重なったものでした。
これまでやってきたライブでは、アンコールは絶対にあるもので、キャストの皆さんのMCや、セットリストも、常にアンコールを感じさせていました。
しかし、昨日はあるはずのアンコールがないかもしれないという空気感すらあった。実際に私の席の周りには、帰路についている人も相当数いましたし、「どうなるんだろうか?」という戸惑いは会場全体から感じられました。
だからこそ、アンコールの”Aqoursコール”だって不揃いだったし、音量が小さめだった。
でもだからこそ、みんなに冷静に周りを見ていて、色が変わり始めたことに気付いたし、徐々に変化が現れた。
さらに会場をどよめかせた、ユニットでの「卒業ですね」「Guilty!? Farewell Party」「サクラバイバイ」の3曲を披露された間も、スタンド席は自分の推しメンバーカラーにはせず、虹を作り続けた。
その結果が、最後の完璧な虹だ。
これは作っている一人一人が、「この景色を作り上げ、キャスト始めここにいるみんなに見せたい」という思いがあった行動だと思う。
本当に奇跡。
でもこれが起きたのは偶然ではない。
Aqoursに感謝を届けたいと企画し、会場でも一人ひとりに声をかけ、勇気と熱意のこもった行動をした方々がいたから、この奇跡のきっかけとなった。
本当にありがとうございます。
◎素敵な企画者さん達
https://twitter.com/Aqours5thLovel1/status/1137198404965027840
表題曲である「Next SPARKLING!!」で本当に幕を閉じた今回のライブは、今まで以上に感動まで会場全体で作り上げたものでした。
始まる前、劇場版をなぞるこのライブでは、どれだけ泣かされるのだろう、エモーショナルを感じるのだろうと思っていたけれども、全体の構成は、劇場版の映像の少なさや、ミニアニメの作りを見ると、終始楽しさに比重をおいた作りだったと思う。
その中でのこの感動は、改めて沢山の人の愛に満ちている作品だなと思い知らされました。
今回のライブは、Aqoursのアニメ作品としてのライブの、一つの区切りではあると思います。しかし、劇場版で言われていた通り、ずっと心に残っているし終わりじゃない。その先の未来を、真のシンクロとして表現してくれるAqoursが、この先も続いてくれるのだと感じました。
本日もあるこのライブ。
現地でなくとも、全国でライブビューイングが行われています。
この奇跡と熱い想いが、多くの人の目に留まってくれると嬉しいなと思います。
◎本日のライブビューイング会場、チケット販売状況
⇒https://twitter.com/LoveLive_staff/status/1137501619183149057
今日も最大限楽しんでくると共に、この楽しさと素晴らしい作品を、また多くの人に届けたいです。
長文・駄文失礼致しました。